合志市栄のマイファブラボ SAKAEPC

ものづくりサポートCAD講座

作図課題2_1

「makehuman-1.1.1」と「SketchUp 8」を連携したフィギュア(人体)設計

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BJD(ball jointed doll 球体関節人形)_頭

 3Dプリンター(FDM方式 Ender-3)のモデリングを「無償のソフト[makehuman-1.1.1]と[SketchUp 8]」で行っています。
ここでは製作記事に合わせて手法や作図手順の詳細を解説(アニメーション作成と重複)します。
他のソフトウエアをお使いの方の参考になるかは不明です(=^x^;=)。プリントアウトはページの当該記事を参照

 「makehuman-1.1.1」で作成したNoriちゃん「female16.mhm」をダウンロードして開いています。
[ロード]→[(展開した)フォルダの選択]→「ファイルセレクタ[当該ファイル]」

3D印刷用に編集→「ジオメトリー[目:Low-poly],[歯:None],[まつ毛:None],[舌]:None」

「カテゴリー[胸]」をMAXにしてみる(=^x^;=)→「モデル[性別:スライダー]」

 編集を終えたら「エクスポート(.dae出力)」しましょう。
「ファイル[エクスポート]」→「名前を付けて保存」

 ここでは「makehuman」が用意するフォルダ「exports」に[Nori16None.dae]と名前を付けて保存しています。

「.mhm」ファイルも既定のフォルダ「makehuman\v1\models」に移動
 ファイル管理を「エクスプローラー」で行っています。

「makehuman」に「関連付け」して[開く]

 「ファイルセレクタ」にフォルダ「models」内のファイルが見えています。


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「daeファイル」をインポート

 当講座用のテンプレート[SAKAEPC_kikai.skp]で作業しています。
「ファイル[インポート]」→「ファイルを開く(「ファイルの場所」からファイルを選択)[開く]」

 

コンポーネントを編集
コンポーネント(グループ)を右クリックもしくはダブルクリック→「コンポーネント(グループ)を編集」できる
コンポーネント内の「まゆ(makehumanで作成したマテリアル)」をトリプルクリックして「選択(Ctrl+トリプルクリックで追加)」
ここでは「まゆ」と「目」の「グループを作成」([分解]した後では個別に選択できない)

「尺度変更」のため[分解]

「[メジャー]ツール」で「頭頂」から「原点」間を計測、「縮尺変更」→「長さ」に数値入力

 市販の「ドールアイ」のサイズに合わせています。 8mm:1/3ドール(540mm)、10mm:125%拡大(675mm)
Nori16.skp]と名前を付けて保存


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「消しゴム」で分断
 「X線」表示にしています。

下の部分をトリプルクリックで全選択→[削除(Delete)]、[Nori16Head.skp]と名前を付けて保存

[ペイント]で唇をループ状に縁取る(口角に穴が開いてますが無視)
塗った色の上で右クリック「選択[同一マテリアルのものすべて]」→右クリック[グループを作成]

ループ内をトリプルクリック(ループで分断されているので選択できる)→[コピー]→[Delete]

別のフォルダ(ここでは白紙の[SAKAEPC_kikai.skp])に貼り付け(口腔部)

不要部分を「唇」と分断して[消去]

 [ペイント]で正面を赤く塗り、[線]で穴をふさいでいます。

 穴が開いていて気になるところは、「エッジ」を[線]でなぞってふさいでいます。

新しくできた面も[ペイント]で、全て赤く塗る

選択→[コピー]

元図に[貼り付け]

 アニメーションでも同様の操作を行っています。

[線]で底をふさぐ


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「原点」に半径29mm(数値は試行結果)の球を[フォローミー]で描いて上へ[移動]

 入力値(+/-)は次の操作に移るまで、何度でも変更が可能です。

 [移動]で適当な位置を探っています。

矢印キー[←(緑)、↑(青)、→(赤)]で「推定機能」を固定
 [右側面図]の 「緑の軸上」と「青い軸上」で行っています。

同様の操作で半径16.5mmの球を配置

「目玉(10mmドールアイ)」用スペース→半径5.1mmの球(穴があく場合はフォローミー参照)を配置

 寸法取りのために使った「目(グループ)」は[消去]しています。

別のフォルダに[コピー、貼り付け]

[面を反転(表裏をそろえる)]、[回転(緑:90°)]

「グループ」ごとに編集

 [消去]であいた穴を一旦[線]でふさぎ、[プッシュ/プル]で伸ばしています。

全選択→[面を交差[モデルと交差]]、全選択→[分解]

不要部分を削除

 穴があいた部分の一辺を[線]でなぞると、ふさがる場合があります。

両脇をふさぎ[グループを作成]→[コピー]

元図に[貼り付け]

一旦、定位置に[移動]→不要となった元の「球(4グループ)」削除

元位置に[移動]


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目元を編集

「口元」と同様に着色したループ(グループ)で区切って顔と分断

ループ内をまとめて[(目元)グループを作成]

「目元グループ」と「球グループ」を別のファイルに[コピー/貼り付け]

区別しやすいよう「球」の一部着色、確認して定量[移動]

「目元」の(「球」と重なる)不要部分を削除

 穴を[線]でふさいでいます。

配置を戻し全体[コピー]→元図の上に(位置を合わせて)[貼り付け]→定量[移動(選択状態)]

不要となった元図(2個のグループ)[消去]、新図を定位置に戻す(定量[移動])

「球グループ」→「面を交差[モデルと交差]」、[分解]

 穴があきました。

この現象は「Follow Me(フォローミー)球の上下に穴があく問題を回避」でも触れていますが、ここではこのまま作業を行っています。

不要部分を削除、穴を[線]でふさぐ


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Cura」で確認(stl変換、スライス

 「モデルエラー」を起こしていますがプリントアウトできます。

 写真は「1/8(逆立ち)Noriちゃん」…不気味ですね…。

目元の修正
 再び「着色したループ(首回りグループ)」で顔と分断、[グループを作成]して別のフォルダで編集しています。

不要部分を削除、穴を[線]でふさぐ

 この段階(作業手順による)では、不要な面が残り穴をふさぎ切れていません。

 ここでは、再度[面を交差]を行っています。
「球(ドールアイスペース)」の一部(エッジ)を[連続回転コピー]で再描画

更に面を描画

[面を交差]→[分解]

はみ出ている面(エッジ)を削除

 側面を開けて作業しています。

あいた穴を[線]でふさぐ

 穴の無い「面(三角形の集まり)」で覆われた「立体(元図の「表面」と合わせて成り立つ)」を描こうとしています。

 「穴があく問題」は前述のように「一旦大きく描いて[縮小]することで(ある程度)回避」できますが
「作業性向上」につなげることができるか、いまだ試行錯誤しています(=^x^;=)。

片側を仕上げ、色分けで「グループを作成」→「反転コピー([Ctrl]+[M]→赤の尺度-1.00)」

 

側面をふさぎ全体[コピー]→元図の上に(位置を合わせて)[貼り付け]→定量[移動(選択状態)]

不要となった元図(1個のグループ)[消去]、新図を定位置に戻す(定量[移動])

「まゆ毛」の修正

 「別名で保存」して行います。

[グループを編集]→[ペイント]、[線]で穴をふさぐ(4ヶ所)

 外周(線)をコピー(緑の軸上:2mm)、[線]をつないだ面で囲う→上書き保存


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 先に「頭頂開口部」の作図を進めています。

[線]で「長方形(図では100mm×~69.58mm)」を描く

開口部が水平になるよう[回転]

長方形を選択「面を交差[モデルと交差]」→「別名で保存(Nori16Head1.skp)」

上部を削除し、更に「別名で保存(Nori16Head2.skp)」

2枚の面(断面)を選択、[グループを作成]

2つのグループ(ループ状)で囲われた内側面をトリプルクリックで選択、着色したうえで[グループを作成]

 「内側面」を一旦よけています。

別ファイルで編集した「まゆ毛」を[コピー]→作業中のファイルに[貼り付け]

 「原点」を基準に[コピー/貼り付け]を行っています。

元の「まゆ毛」に合わせて(拡大表示して確認しながら[回転(前図参照)])→定量[移動(選択状態)]

元の「まゆ毛」を[消去]、新しい「まゆ毛」を定位置に戻す(定量[移動])

縮尺変更(100倍)

 ここでは、拡大して問題の回避を試みています。

確認のため(何を?)有効性チェック
[モデル情報]→「統計[問題を修正]」
「有効性チェックの結果。」 …の平面方程式は無効です-修正されました「何言ってるかわからない(=^x^;=)」

 グループ化されている部分では(修正による「穴」等)起こらないようです。…→[OK] …

まゆ毛(グループ着色)を選択「面を交差[モデルと交差]」→[分解]、「交差」によって生成された「切り取り線」に沿って不要部分を削除

「縮尺変更」、定量[移動]で一体化→編集を終え「Cura」で確認

 「モデルエラー」を排除しきれていませんが、3Dプリントに影響ありません。

 ピン(PLAフィラメント端材)用穴あけを施し、保存「Nori16Head2.skp

 [回転]を「Cura」で行っています。プロジェクトを保存「CE3_Nori16Head2.3mf

「頭頂部」にゴム紐を通す輪っかを設け、保存「Nori16Head1.skp

 「Cura」で「サポート」を施しています。プロジェクト「CE3_Nori16Head1.3mf

 上記プロジェクトで3Dプリントすると止め用「ピン穴」があきませんでした。

 1/3サイズ用のプロジェクト(3mfファイル)を「スケールする(125%)」した[CE3_Nori1-3Head1-125.3mf]をUPしています。


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3Dプリンター(FDM方式 Ender-3)による製作記事はコチラ→フィギュアに挑戦 2・・・BJD(ball jointed doll 球体関節人形)計画

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