合志市栄のマイファブラボ SAKAEPC

ものづくりサポートCAD講座

SketchUp 8 の練習

フォローミー・・・球の上下に穴があく問題を回避

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フォローミーの“正しい使い方

 リンク先の“フォローミー:正しい方法”にならって、直径20mm(半径10mm)の球を作図しましょう。SketchUp 8 を起動してください。

■ Circle(円)

押出す面として円を描画

パスとして円を描画

■ Select(選択)

パスを選択

■ Follow Me(フォローミー)

■ Reverse Faces(面を反転)

面が反転している場合は、対象を右クリック→面を反転

■ Erase(消去)

不要な図形を選択、右クリック→消去

■ Validity Check(有効性チェック)

モデル情報→統計→問題を修正→有効性チェック
 問題が無いことを確認できました。
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Follow Me(フォローミー) 球の上下に穴があく問題を回避

 続けて、直径10mm(半径5mm)の球にサイズを変更してみましょう。

■ Tape Measure Tool([メジャー]ツール)

直径を計測

値を入力

確認のダイアログが表示される→[はい]

 問題無く作図されました。

 同様の手順で作図した「直径1mmの球 Q01.skp」を、「SAKAEPC - 3D Warehouse」にアップロードしています。

 この手順を踏まずに、直径10mm(半径5mm)の球を作図しようとすると穴があいてしまいます。

 「Follow Me(フォローミー)」操作に限らず“穴があく問題”は、一旦大きく描いて「縮小」することで回避できます。

但し、0.025mm以下の長さは無効なようで、直径0.7mm以下の球などは円のセグメント数がデフォルトのままだとエラーになる

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フォローミーの練習

ベンダー加工
 アクリルロボットの前後の足をリンクするロッドを作図しましょう。エンド部分に曲げ加工(4ヶ所 R1.0)を施します。
 作図例は「六足歩行アクリルロボットB」のものです。

 SketchUp 8 を起動してください。まず、図の右半分を作図しましょう。

■ Line(線)

「原点」をクリック→ポインタを軸方向へ移動し、値(4300)を入力→同様にポインタを移動し次の値を入力
 円弧の半径が小さすぎると描画できないので、拡大(ここでは100倍)して作図を進めています。

■ Rotate(回転)

選択ツールで対象をアクティブにし、回転ツールに切り替え
(1) 「端点」をクリック→回転の中心が決まる (2) ポインタを移動し、「緑の軸上」と表示される位置でクリック→回転の基準線指定
(3) ポインタを移動し、分度器の目盛に合わせてクリック→回転の角度(15°)指定

■ Arc(円弧)

(1) 円弧の一方の始点として「エッジ上」をクリック (2) もう一方の始点としてラバーバンドがピンクに変わる「エッジ上」をクリック
(3) ポインタを移動し、ラバーバンドがピンクに変わる「エッジの接線」でクリック (4) 半径の値を入力

■ Select(選択)

円弧部分を簡略化するために、一旦消去

選択ツールで範囲選択、キーボードから [Delete]

■ Line(線)

直線でつなぐ

■ Arc(円弧)

(1) 「エッジ上」をクリック (2) ラバーバンドがピンクに変わる「エッジ上」をクリック
(3) ラバーバンドがピンクに変わる「エッジの接線」でクリック (4) 値を入力

■ Select(選択)

 中心線の左半分を作図します。
「回転コピー」の対象を選択

■ Rotate(回転)

(1) 「Green Axis(緑の軸)」上を(緑の軸)方向にドラッグ→回転の中心、及び軸方向が固定される
(2) ポインタを移動して、「赤い軸上」と表示される位置でクリック→回転の基準線指定
(3) [Ctrl]キーを一度押す(コピー)、ポインタを移動して反対側の「赤い軸上」と表示される位置でクリック→回転の角度(180°)指定

■ Move(移動)

「移動」コマンドに切り替え、[Esc]キーを押して選択解除
(1) 移動する「端点」をクリック (2) 移動先の「端点」をクリック

■ Circle(円)

「正面図」にすることによって、「円」が緑色に固定される
作図した中心線の片側の先端に、半径50の円を描く

 作図した円の面を選択 しておきましょう。

■ Rotate(回転)

「平面図」にすることによって「回転面(青)」が固定され、回転の中心を求めやすくなる
(1) 「端点」をクリック→回転の中心が決まる (2) ポインタを移動し、「赤い軸上」と表示される位置でクリック→回転の基準線指定
(3) ポインタを移動し、分度器の目盛に合わせてクリック→パスと面が直交する角度(15°)を指定

■ Select(選択)

フォローミーの準備、パスを選択
(1) 「選択」ツールに切り替え、中心線をトリプルクリック

■ Follow Me(フォローミー)

(2)、(3) 「フォローミー」の実行

■ Select(選択)

不要となったパス(中心線)を消去

面の変わり目のエッジを選択

選択部分の「非表示」

 反対側のエッジも同様に非表示にします。

■ Line(線)

 縮尺変更の基準となる線(ここでは長さ100mm)を適当な位置に引きます。

■ Tape Measure Tool([メジャー]ツール)

基準線の長さを計測

 計測結果の100分の1の値を入力して、縮尺を変更します。

用済みの基準線は消去

■ Validity Check(有効性チェック)

モデル情報→統計→問題を修正→有効性チェック

 問題が無いことを確認できました。
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フォローミーの練習(2)

螺旋(スプリング)を描く
 引きバネ(線径1.0,外径8.0,巻数15.5)を作図しましょう。
 SketchUp 8 を起動してください。

 完成図 spring.skb(1.82 MB)がコチラ↓に置いてあります。
                   引きばね(習作2)
             クリックすると外部サイトが開きます。

 負荷が掛かった(伸びた)状態を示し、簡略化は行っていません。

 ここでは、SketchUpで「接円」を作図する方法も述べています。

■ Circle(円)

 線材の中心線(フォローミーのパス)を求めるため、(ここでは100倍して)半径350mmの円を作図します。

■ Line(線)

 現在のセグメント数で分割するために、直線を引きます。

■ Eraser(消しゴム)

不要部分を消去

■ Move(移動)

 一方の端を(ここでは10mm)持ち上げます。

■ Rotate(回転)

[Ctrl]+[A]で全選択及びコピー、「原点」を中心として回転角15°で5回(*5と入力)

 エンティティ情報の確認→「円弧」でない場合、「フォローミー」で継ぎ目に節が表示されます。

■ Move(移動)

選択(ショートカット[Spece]),移動(ショートカット[M])で端点どうしを合わせ、1/4巻(90°)分つなぐ

■ Rotate(回転)

[Ctrl]+[A]で全選択及びコピー、「原点」を中心として回転角90°で3回(*3と入力)

■ Move(移動)

端点どうしを合わせ、1巻(360°)分つなぐ

[Ctrl]+[A]で全選択,複写([Ctrl]キーを一度押す)、端点どうしを合わせる

複写する回数(ここでは7回)を入力→8巻作図

■ Eraser(消しゴム)

 端をフック形状にするために、不要部分(2本)を消去します。

■ Line(線)

端を延長(ラバーバンドがピンクで表示される)

「平面図」に切り替え、「点から軸方向」と表示される位置でクリック

■ Protractor(分度器)

「右側面図」に切り替え、先端から曲げのガイドラインを引く

■ Line(線)

ガイドラインに沿って、「端点」から中心の「線上」、「青い軸上」(推定機能で確認)まで線を引く

下方向への線の長さは、フック部の半径値(350)

■ Circle(円)

上図で引き終わった直線を半径とする円を作図

 「円」は、ガイドラインの「接円」になっています。

■ Line(線)

円を分割するための線を引く

■ Eraser(消しゴム)

不要部分(3本)を図の順に消去

■ Line(線)

 曲げの円弧を描く面を、一時的に作成します。
図のように端点を直線でつなぐ

■ Rotate(回転)

 曲げの角を作る直線の長さを一方にコピーします。
選択ツールで対象を選択→回転ツールに切り替え回転(ガイドとなる面の上で[Shift]キーを押さえ回転面を黒に固定)、「端点」をクリック
[Ctrl]キーを一度押す(コピー)、「端点」をクリック→ポインタを移動してもう一方の辺の「エッジ上」と表示される位置でクリック

■ Arc(円弧)

 曲げの頂点を円弧に変更します。
2辺の端点をクリック→ラバーバンドの色が変わり「頂点で接する」と表示される、面上の位置でクリック

 「円弧」は2辺と端点で接する「接円」です。

■ Eraser(消しゴム)

不要部分を消去

■ Entity Info(エンティティ情報)

選択ツール等で対象を右クリック→コンテキスト・メニューから「エンティティ情報」を選択→値の確認および変更ができる

■ Move(移動)

[Ctrl]+[A]で全選択,[Ctrl]キーを一度押す、上方に移動,複写

■ Flip Along

対象を右クリック→コンテキスト・メニューから「Flip Along(反転方向)」→「Blue Direction(青の方向)」→上下反転
続けて同様に「Creen Direction(緑の方向)」→左右反転

■ Select(選択)

範囲選択で図の部分を選択(1/2巻分)、[Delete]で消去

図の上部を全て選択(トリプルクリック等)、移動ツールで図のようにつなぐ

■ Circle(円)

下側の「端点」に半径50mmの円を作図

■ Select(選択)

円の面を選択

■ Rotate(回転)

パス(中心線)の先端と直交するよう、円を7.5°傾ける

■ Select(選択)

パスを選択(フォローミーの準備)

■ Follow Me(フォローミー)

■ Select(選択)

不要となったパス(中心線)を消去

面の変わり目のエッジを「非表示」(上下2ヶ所)

■ Tape Measure Tool([メジャー]ツール)

 不具合が生じるのを避けるために拡大して作図しています。本来のモデルサイズにするため、前述の手順で縮尺変更を行いましょう。
基準となる線(ここでは長さ100mm)を適当な位置に引く
基準線の長さを計測→ 計測結果の100分の1の値を入力して、縮尺変更→確認のダイアログ「モデルのサイズを変更しますか?[はい]」
用済みの基準線は消去

■ Make Group(グループを作成)

[Ctrl]+[A]で全選択、右クリック→「グループを作成」

■ Styles(スタイル)

メニューバーの[ウインドウ]から[スタイル]→[編集]→[エッジ設定]
 ここでは、「外形線」と「端点」の値を1にしています。

■ Validity Check(有効性チェック)

モデル情報→統計→問題を修正→有効性チェック

 問題が無いことを確認できました。
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