シーンを繋げてアニメーションを作る
手順の説明のため、ここでは「秒針」を作図します。文字盤(円)の中に秒針(直線)を、60シーン分描きましょう。
■ 円 「原点」に半径100mmの円を描く、■ 線 「原点」から上方向に長さ90mmの線を描く、■ 移動 線を下方向に10mm移動
■ グループを作成
線が選択された状態で、[編集]→[グループを作成]
次に描く「円」と交差しないよう、「グループ化」しておきます。
■ 円 「原点」に半径4の円を描く、■ マテリアル 円を黒く塗りつぶす
■ スタイル [ウインドウ]→[スタイル]→[端点]7
「端点」を際立たせています。
■ 「回転、コピー(配列)」
線を選択して[回転]ON→[Ctrl]キーを押す(コピー)→「原点」をクリック→「青い軸」をクリック
→ポインタを時計回りに動かし、角度6を入力→続けて回数:*59を入力(配列)
■ 選択(選択の増減)
「範囲選択」後、[Shift]キーを押しながら「範囲選択(+/-)」して、60本の「線」のみ選択しています。
■ 隠しジオメトリ
[表示]→[隠しジオメトリ]ON
■ オブジェクトの非表示
対象の上で右クリック→[非表示]
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シーンを作成
1秒間隔で切り替わるシーンを作成します。
■ 「アニメーション」の設定
[表示]→[アニメーション]→[設定]
「モデル情報」の「シーンの切り替え」を1秒、「シーンの遅延」を0秒にする
「秒針(直線)」を「0秒」位置で表示し、「シーン1」とします。
■ オブジェクトの表示
対象の上で右クリック→[表示]
■ シーンを追加
[表示]→[アニメーション]→[シーンを追加]→「警告?シーンとスタイル[シーンを作成]」
「秒針(直線)」を「1秒」位置で表示し、「シーン2」とします。
■ オブジェクトを表示/非表示 対象の上で右クリック→[表示/非表示]、■ シーンを追加 [表示]→[アニメーション]→[シーンを追加]
→「警告?シーンとスタイル[シーンを作成]」
「秒針(直線)」を「2秒」位置で表示し、「シーン3」とします。以降、同様の手順を繰り返して「シーン60」まで作成しましょう。
完成したファイルはコチラ→「byousin.skp」
■ 再生
[表示]→[アニメーション]→[再生]
「隠しジオメトリ」を非表示にして、再生しています。
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動画ファイルの書き出し
■ アニメーションをエクスポート
[ファイル]→[エクスポート]→[アニメーション]→「アニメーションをエクスポート」
「エクスポートの種類:(動画ファイルはAVIしかありません)」→[エクスポート]
当方の環境で再生しています。
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「カメラ ビュー(視点)」を移動してアニメーションを作る
画面操作による視点の移動で、各シーンを作成します。
■ 画像をインポート
[ファイル]→[インポート]→「ファイルの種類[すべてのイメージ形式]」
「ファイルを開く」から、ここではパソコン内のフォルダに保存してあるjpg画像を取り込んでいます。
「正面図」にして
(1)イメージの最初の点を「原点」として(2)ポインタを移動(3)widthに数値を入力
全体表示にして
■ シーンを追加
[表示]→[アニメーション]→[シーンを追加]→[シーンを作成]
「シーン1」ができました。足元にあるのは??!!
■ マウスによる画面操作[ズーム][オービット][パン表示]
何やら見えてきました。・・・???髑髏!!!
「カメラビュー」が定まったところで、■ シーンを追加
■ 「アニメーション」の設定 [表示]→[アニメーション]→[設定]
「モデル情報」の「シーンの切り替え」を8.5秒、「シーンの遅延」を2秒にしています。
■ アニメーションをエクスポート(AVI)
当方の環境で再生しています。
YouTubeにアップしています
第三角法による三面図 |
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次章で完成させるファイルから |
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「フレームアニメーション(パラパラ漫画)」作成のための準備
各シーンを連続した静止画として保存します。平歯車の図面ファイル「GEABM1.0-20-10-A-8.skp」を開いてください。
■ グループを編集
対象の上で右クリック→[グループを編集]
マーカーとして、線を描き加えます。
底面の「中央」から、ここでは(交点ができないよう)4mmの線を引く
■ 「移動、コピー」ショートカット [M] + [Ctrl]キーを押すごとに「コピー ON/OFF」
図では緑の軸方向に軸間距離(20mm)「移動、コピー」
■ 回転
1/2歯分、回します。
■ 「回転、コピー(配列)」
ここでは1歯分回すのに、6シーン用意します。
回転角度:360°÷歯数(20)÷6=3°、CW/CCW
■ オブジェクトの非表示
[Ctrl]+[A]で全選択、右クリック→[非表示]
[隠しジオメトリ]を表示しています。
■ オブジェクトの表示
対象の上で右クリック→[表示]
回転方向の順に(図では1番目)中心に描いた直線をクリックして、シーンに必要なエンティティ(グループ)を選択しています。
■ シーンを追加
再生時に画面がぶれないようにするため、「等角図」にして「隠しジオメトリ」表示状態で「全体表示」にする
[表示]→[アニメーション]→[シーンを追加]
「シーンを作成」後、「隠しジオメトリ」を非表示にして出来上りを確認しました。当方の環境では意図せぬ線が表示されることがあります。
■ オブジェクトを表示/非表示 対象の上で右クリック→[表示/非表示]
次のシーンに必要なエンティティを表示します。図では2番目を表示、1番目を非表示
■ シーンを追加
「等角図」→「全体表示」→[シーンを追加]
同様の手順を繰り返して「シーン6」まで作成し、「隠しジオメトリ」を非表示にしましょう。
■ 「アニメーション」の設定
[表示]→[アニメーション]→[設定]
「モデル情報」の「シーンの切り替え」を0.05秒、「シーンの遅延」を0秒にしています。
次の解説のためバックアップファイルとして一旦保存
■ グループを編集
マーカーとして描いた線は、「アニメーション」では見えないのですが、練習のために消去しましょう。
対象の上で右クリック→[グループを編集]
「隠しジオメトリ」を表示にして、「シーン6」のまま作業を進めます。
グループ内の「線」を選択して[Delete]、何もないところでクリックして選択を解除→「線」を頼りに次のグループを選択、編集
図は三本消去し、4本目を選択したところです。
「シーン1」に切り替え、「隠しジオメトリ」を非表示にしたうえで上書き保存しました。
■ バックアップファイルの復元
上図のように「GEABM1.0-20-10-A-8 - コピー.skb」を作り、名前と拡張子を「GEABM1.0-20-10-A-8x2anime.skp」と変更しています。
■ 2Dグラフィックをエクスポート
[ファイル]→[エクスポート]→[2Dグラフィック]
ここでは比較的容量の小さいPNG形式で保存しています。
動画編集ソフトを使って
「ウェブアニメータ」で「GIF動画」を作ってみました。
画像をクリックすると、「新しいタブ」で拡大再生されます。
「ムービーメーカー」で「MP4動画」を作ってみました。
画像をクリックすると、「新しいタブ」で「YouTube」が再生されます。
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