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ものづくりサポートCAD講座

共通部品 ロックナット・・・3D単品図作成

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対辺5.5,4.0ナイロンナット

単品図 8000-0001_2-00

M3,M2用
 オネジにねじ込んでロックナットとして使います。
下穴のみ、タップ無し
3mm,2mm厚PP板より
彫刻機加工、C面はバリ取りと合わせて手加工

 上図をトレースして、3Dの単品図を作成します。SketchUpを起動しましょう。
 ここではテンプレート「機械(SAKAEPC_kikai.skp)」を開いています。「テンプレートの変更」参照

■ 多角形の描画

(1) [ポリゴン](中心から半径方向にN本の辺をもつポリゴンを描画。)をクリック、ポインタにN角形が仮表示される
 ここではデフォルト(N=6)のまま、六角形を描きます。変更は「Sides(側面)」に数値入力
(2) 「中心点」として「Origin(原点)」をクリック

(3) 「On Red Axis(赤い軸上)」の任意点でクリック

 多角形を円とみなした半径寸法(ここでは任意)を指定して作図しました。

■ 作図画面の縮尺を変更

(1) [メジャー](距離を測定、ガイドラインやガイドポイントを作成、モデル全体を拡大/縮小。)ツールをクリック
 対辺間の寸法を測定し、必要とする寸法に変更します。
(2) 計測を開始する点をクリック (3) 計測の終了点をクリック

(4) モデルのサイズを変更するための値(対辺 5.5)を入力

確認のダイアログが開く


[Enter]、もしくは[はい]をクリックして完了

 作図画面の縮尺に応じたサイズで表示されます。

■ 消しゴム

 ガイドラインを削除しましょう。
対象の上でドラッグ

■ 全体表示

 SketchUpでは、仮想空間に原寸大で作図しています。前述の「縮尺」とは、「画面(あるいは用紙)」と図形のサイズ比です。

 地球(メートル)とφ1mm球(ミリメートル)の図を比較しています。「モデル情報」参照

 それぞれの図形をクリックすると、外部サイトが開きます。

■ 円(内径)

(1) [円](中心から半径方向に円を描画。)をクリック、ポインタに円が仮表示される
(2) 「中心点」としてOrigin(原点)をクリック

(3) ポインタを軸上に持っていく (4) 半径寸法 1.25 を入力
 (3)でクリック(軸上の任意点)した場合は、(4)の入力で求める寸法にできます。

 数値入力ボックスの値は、確定の直後であれば、何度でも変更できます。

■ 面の消去

 穴をあけます。

■ 面から立体を作成

(1) [プッシュ/プル](面エンティティをプッシュおよびプルして3Dモデルを立体化。)をクリック
(2) 対象面をクリック (3) ポインタを上方向へ移動

(4) 距離 3 を入力

■ グループを作成

 全体表示しておきます。

(1) [選択](他のツールを使って変更するエンティティを選択。)をクリック
ショートカット [Spece]
「オブジェクトを選択してください。Shiftキーを押したまま選択するか、またはマウスをドラッグして複数のオブジェクトを選択します。」
(2) ここでは「すべて選択」を行う
ショートカット [Ctrl] +[A]
(3) アクティブな図形の上で右クリック (4) ポップアップメニューから「Make Group(グループを作成)」をクリック

 グループが作成されました。

■ 「モデル情報」の確認

[Model Info(モデル情報)]から「Statistics(統計)」グループ数:1

■ 「名前を付けて保存」

 ここではディスクトップにフォルダ「akurirurobo」を作り、ファイル名「8000-0001_2-00.skp」で保存しています。

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他のファイルからのコピー(カット)&ペースト

 ナットの対辺寸法 5.5 を出すために、[メジャー]ツールを使ってモデル全体を拡大/縮小しました。
SketchUp をもう一つ起動して、同じ手順で対辺 4.0のナットを作図し、コピー(カット)&ペーストします。

■ マウスによる画面操作[Zoom]

ホイール手前回し(引き)で縮小、反対(寄り)で拡大

■ 「移動」

■ 「コピー」

ショートカット [M]
 貼り付け先のスペースを空けておきます。
図形をアクティブにする
[Copy]をクリック

■ 「貼り付け」

 貼り付け先をクリックして配置を決定するまで、コピーした図形がポインタに追従して移動します。
任意の場所に一旦貼り付け

 続いて「移動」コマンドが実行されます。

■ マウスによる画面操作[Orbit],[Pan]

 実行中のコマンドを中断することなく、画面操作が行えます。

ホイールボタンドラッグで「オービット(アングル変更)」
オービット中に左ボタン(または[Shift])を押す(押してる間)「パン(上下左右スクロール)」

 穴の下の部分が見やすいよう画面操作を行い、円の中心を移動の基準点とします。
ポインタを移動しながら円周をなぞって中心付近へ持っていき、「Center in Group」と表示される(推定機能)点でクリック

ポインタ(基準点)を移動して、「Origin(原点)」をクリック

■ ツールバーから画面操作 [Iso(等角図)],[Zoom Extents(全体表示)]

[Iso(等角図)]と[Zoom Extents(全体表示)]をクリック

■ 上書き保存

[Save(保存)]をクリック
 完成したファイルをコチラ→[8000-0001_2-00.skp]に置いてあります。
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マテリアル

 CADにおける“マテリアル”とは物性のデータを含めた“材質”のことですが、SketchUp 8では表面の“見え”を表現するにとどまっています。
ここでは単に“質感”と考え、材料の区別に用いています。

■ マテリアルを確認

「Paint Bucket(ペイント)」をクリック
「Materials(マテリアル)」の「Select(選択)」から「in Model(モデル内)」
 「Model Info(モデル情報)」からは、使用数が確認できます。

 マテリアルの使用数は 0 です。表示色を「Default(デフォルト)」のままで、ポリプロピレン(ナチュラル)を表しています。
各ダイアログの[X(閉じる)]ボタンをクリックして閉じる

■ SketchUp 8 を終了

[X(閉じる)]ボタンをクリック

「would you like ・・・ ?」 ここでは[X(閉じる)]ボタンをクリックして閉じています。

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